日本脳卒中学会より「PSCコア施設」委嘱を承諾しました
日本脳卒中学会より「一次脳卒中センター(PSC)」認定をうけていますが、さらに同学会からの「PSCコア施設」委嘱を承諾しました。
「地域においてコアとなるPSC施設」(一次脳卒中センターコア施設)としての活動をするよう依頼を受けました。 委嘱期間は2021年4月1日から2022年3月末日まで。その後は診療実績年次調査(年次報告)をもとに見直しを行い、年度ごとに更新する予定となっています。
コア施設とは、単なる「血栓回収脳卒中センター」ではなく、「機械的血栓回収療法を実施できない施設から機械的血栓回収療法を必要とする患者を常時受け入れる体制を整えておく施設」としての役割が求められてきます。
当院は、これからも引き続き、横浜市の脳卒中治療において、「脳卒中診療の改善」、そして「脳卒中の再発・重症化予防」に努めてまいります。
一次脳卒中センター(PSC)の認定要件(※参考資料)
- (1)地域医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療(rt-PA 静注療法を含む)を開始できる。
- (2)頭部CT またはMRI 検査、一般血液検査と凝固学的検査、心電図検査が施行可能である。
- (3)脳卒中ユニット(SU)を有する。
- (4)脳卒中診療に従事する医師(専従でなくてもよい、前期研修医を除く)が24H/7D 体制で勤務している。
- (5)脳卒中専門医1名以上の常勤医がいる。
- (6)脳神経外科的処置が必要な場合、迅速に脳神経外科医が対応できる体制がある。
- (7)機械的血栓回収療法が実施出来ることが望ましい。実施できない場合には、血栓回収脳卒中センターや包括的脳卒中センターとの間で、機械的血栓回収療法の適応となる患者の緊急転送に関する手順書を有する。
- (8)定期的な臨床指標取得による脳卒中医療の質をコントロールする。